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コラム・筆は一本也
「3軸形成で復興を」
東京電力福島第一原発の爆発事故後の処理課題となっている汚染廃棄物の中間貯蔵施設が大熊、双葉両町への建設で進む見通しとなった。被災者から猛反発のある最終処分場については法律で県外設置が決
「風評被害をバネに」
福島県産の農産物や海産物に対する風評、不買行為は一向に収まらない。先日、県漁業協同組合連合会(県漁連)はついに地下水の海洋排出を条件付きで容認した。皮肉にも決断したその日に「ノドグロ」が出荷停止となり
「再び緊張の時代へ」
かつて全方位外交という言葉がもてはやされた。辞書によると、全方位外交とは「特定の国とだけ親しい関係を持つのではなく、すべての国と平等な外交関係を保つこと」とある。ある時は「土下座外交」と比喩され、屈辱
「吉か凶かの増税効果」
5%から8%となる消費税の増税まであと一週間。大型店やスーパーに限らず、近所の個人商店までが増税前のバーゲンセールにてんやわんやの大忙しだそうである。デフレスパイラル、デフレ不況が続いたせいか、“
「憂鬱な春の訪れ」
間もなくサクラが開花し、桜花爛漫の4月を迎える。同時に消費増税という試練が待ち受ける。「何をしみったれたことを…」と、いう御仁もいるだろうが、それは恩恵に預かる一部企業や既得権に守られている団体
「美人は薄命か長命か」
歴史上の世界の三大美女と言えば、エジプトのクレオパトラ、中国の楊貴妃、そして日本の小野小町。しかし、その時代の美人の基準、地域柄も当然違うだろうから一概には言えない、と筆者は思うのだが。また、好きずき
「桜のなかりせば…」
「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」。古今和歌集で詠まれている在原業平の有名な和歌だ。この世の中にサクラがまったくなければ、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうにーという意味だが、
「いずれかの選択」
東京電力福島第一原発の爆発事故の原因検証も進まぬ中、今夏には九州電力の川内原発1、2号機が再稼働されそうだ。原子力規制委員会が新規制基準への適合審査を優先的に進めることを決めたことに伴うものだが、いわゆ
「新天地か、故郷か」
東日本大震災と大津波、さらに東京電力福島第一原発の爆発事故に伴う放射能汚染で、福島県相双地方が存続の危機に立たされている。復旧は大幅に遅れ、荒廃も急速に進んでいる。福島第一原発から20㌔圏内で、相双地
「雪解けの春」
雪の多かったこの冬も、ようやく別れを告げる季節になった。あす18日は彼岸の入り、そして21日は春分の日。昼と夜の長さがほぼ同じになる日だが、春の彼岸のその中日にあたる。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるよう
「ファンの心がけ」
寒さも和らぎ、ようやく春めいてきた。春告げ鳥の初鳴きはまだ耳にしないが、土筆(つくし)も芽を出し、魚屋やスーパーマーケットの鮮魚コーナーにはこれからが旬とされる鰆(さわら)も並び始め、春の訪れを演出して
「忘れ去られる運命か」
きのうの真夜中(14日午前2時7分ごろ)、四国、九州、中国地方など広い範囲で地震があった。愛媛県西予市で震度5強を観測。震源は伊予灘だ。余震や津波のおそれはなかったが、心配なのは愛媛県伊方町にある四国電力
「責任を感じない大人」
きょう13日は、福島県内の227の公立中学校で卒業式が行われた。3年前の3月11日、大震災があった当日は奇しくも公立中学校の卒業式だった。いわき市の薄磯海岸の防波堤からわずか30㍍ほどの豊間中。地震の3時間後、津
「頭にきた天国と地獄」
東日本大震災、福島原発事故からきょう12日で4年目に入った。大震災が起きた3年前の11日。福島県内は強い西風や北西の風が吹き荒れた。沿岸部の市町村は大津波と放射性物質の急襲を受け、避難が続くふるさとは廃虚と
「3年目を迎えて」
1万5千人もの命を奪い、東北の太平洋沿岸部を廃虚に追い込んだ東日本大震災から丸3年を迎えた。岩手、宮城、福島の被災3県では犠牲者のめい福を祈る追悼行事が行われている。依然として、行方不明者や身元不明の遺体
「十五の春、福島の子は」
受験シーズンたけなわだが、被災地・福島県の県立高校の2期選抜試験が10日から県内88校で行われている。志願者数は約1万1千人で倍率は1・09倍。原発事故の影響で事実上廃校となった高校もあり、高校の数は震災前に比
「福島の再生なくして」
安倍首相は8日、福島県のいわき、田村、大熊3市町を訪れ、東日本大震災・原発事故からの復興状況などを視察した。復興住宅、高速道・常磐道の全線開通の進捗状況、居住制限区域の除染の進行状況などを確かめ、駆け
「心ない人たち」
東日本大震災・原発事故以降、肉体、精神的疲労や苦痛などから亡くなったり自殺に追い込まれたりした人が福島県で1,660人に上ったという。いわゆる「震災関連死」だ。朝日新聞が7日報じていた。岩手、宮城を含めた被
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