東京電力福島第一原発の爆発事故後の処理課題となっている汚染廃棄物の中間貯蔵施設が大熊、双葉両町への建設で進む見通しとなった。被災者から猛反発のある最終処分場については法律で県外設置が決まり、除染などで出た高濃度廃棄物の処理問題が新たな段階に入った。しかし、地元民が切望している建設用地の借り上げ方式について国は国有化の線を崩しておらず、軌道に乗るまでにはなお曲折が予想される。国有化された場合、貯蔵期間の長期化などの懸念材料があり、地元は一歩も譲れないとしている。
▼「安全神話」が吹き飛んだ原発だが、汚染物質の処理以上に問題なのが廃炉作業だ。1基当たり5千億円を要するものとみられ、警戒区域や計画的避難区域のガレキ処理、住民に対する損害賠償、それに風評被害の賠償など軽く見積もっても10兆円は突破する見通し。「カネ食い虫」と評される原発の一面がわかる。東電は原発を稼働させてからのこの約40年で約4兆円の利益を得た、との話もあるが、原発事故は金額に換算しただけでも一気に吹き飛ばした勘定だ。
▼原発周辺地域には今後、廃炉ビジネスにかかわる産業集積が急務となってくる。とりわけ双葉地方は、原子炉、電力、ロボット、医療、廃棄物処理など多様な分野での研究拠点となり、そこを主な働く場とし、近隣のいわき市などを生活居住の場としてプランニングを進めてはどうか。4月には郡山市に再生可能エネルギーの研究拠点が開所し、これにより郡山、いわき両市の連携も不可欠となってくる。かつて常磐・郡山地域が新産業都市に指定された経緯もあり、双葉地区を加えた3軸形成も現実味を帯びてくる。
▼福島第一原発は、余熱処理や機器類の除染、圧力容器の解体などで廃炉までにあと30年は必要とされる。しかし、メルトダウンを起こして格納容器に核燃料が燃え落ち、燃料棒がアメ状となった原子炉の廃炉はとうてい完了予測は難しい。中間貯蔵施設と先の見通せない廃炉作業を抱える被災地の住環境の復旧は残念ながら不可能に近いだろう。こうした中で、被災者の早期帰還を図ろうとするこの国のリーダーたちの考えを推し量るのは難しい。故郷をあきらめ、新しいコミュニティーの場なり、新天地をつくるような「国策」が今求められるのではないか。【志士仁人】
(2014・3・28)
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