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コラム・筆は一本也
「お客様は神様」
消費税の引き上げから3週間が過ぎた。引き上げ前の買いだめの反動もあり、特に地方では買い控えが目立つようだ。4月の反動は予測されたことだが、4月末から5月初旬にかけたゴールデンウイーク期間中の消費者動向が気
「戻れるなら戻りたい」
春の雨がすべての穀物を潤すという意味の「穀雨」。きょうは春の最後の節気、穀雨だった。あすは全国的な雨降りとなりそうだが、穀雨であればちょうど風情ぴったしだった。たまには百穀を潤す雨に感謝し、春の草花を
「除染の思惑」
近来になく厳しい冬だった今冬から、ようやく百花繚乱の季節を迎えた。福島県内はあちこちでサクラや、白い花びらのユキヤナギが咲き誇っている。そうした中、冬期間中断していた放射性物質の除染作業が粛々と行われ
「誠実な対応」
東京電力福島第一原発の爆発事故から3年1カ月。放射能被害で避難を余儀なくされている人たちの帰還の目安ともなる放射線量の推計法が見直されることになった。帰還の目安である年間追加被曝放射線量は現在1㍉シーベ
「お隣さんと遠方の友」
トラブルメーカーのごとく相次ぐ東京電力福島第一原発の事故処理の不手際。経験したことのない暗闇の手探りの作業とはいえ、これからも幾度もトラブルが続くだろう。世界の英知を集めて事故の処理や廃炉にあたろうと
「天体と夜桜」
福島県阿武隈地域の小野町や田村市船引町、大越町、二本松市東和、岩代などを除く中通りは、桜が今を盛りに咲き誇っている。春色に誘われて桜花を愛でる人たちが連日、繰り出している。花の名所である福島市の花見山
「春の珍事が二つ」
福島県内では例年開花の早い、いわき地方の桜は散り始めているが、中通りの桜は今が見ごろとなり、昨日の日曜日は前日ほどの風もなく、穏やかな花見に恵まれた。水を差すようだが、郡山市役所の隣にある開成山公園で
「トラウマと妄想」
3年前の東京電力福島第一原発事故の教訓が台無しにされたようないら立ちと空しさだけが残った。「原発ゼロ目標」への決別を明確にしている安倍政権は、ベース電源とする原発の推進を骨子としたエネルギー基本計画を
「女性の社会進出」
〈日本の総人口が昨年(2005年)、減少に転じ、ついに「人口減社会」に突入した。少子化と高齢化が同時に進んで人口が減れば、国の根幹を支える労働力人口は減少、社会の仕組みや制度は立ち行かなくなる。〉9年前、
「信なくば立たず」
安倍首相が消費低迷の打開策として企業に呼びかけた賃上げだが、地方で賃上げした企業はごくわずか。その賃上げ効果もほとんど波及していない。消費増税で打ち消され、しかも増税分を上回る便乗値上げが相次いでいる
「カードと消費増税」 
消費税の増税から1週間が過ぎ、全国のデパートやスーパーマーケットなどでは予想通り、駆け込み需要の反動で売り上げ減少が続いている。人気の「デパ地下」はそれでも善戦しているようだが、増税前に比べればかなり
「分断との闘い」
福島県田村市都路地区。浜通りに程近い、阿武隈山系ののどかな純農村地帯だ。合併前は田村郡都路村と言った。その都路地区東部が4月1日、県内11市町村で初めて避難区域の指定が解除された。東京電力福島第一原発の爆
「春本番と元の光景」
万物が清々しく、明るく美しいころを指す「清明」も過ぎ、いよいよ本格的な花見シーズンがめぐってきた。気候温暖な福島県いわき地方は、山間部を除けばサクラはあちこちで見ごろとなり、松ヶ岡公園などの花の名所は
「桜の木の下で考える」
雪の多かった厳しい冬も去り、辺りからは清々しい梅の花の香りが漂ってくる。遠くの山林に残雪が見られる程度で、近くの野山はすっかり春の装いに衣替えした。2日は福島県いわき市小名浜の旧測候所の桜開花が告げら
「次代につなぐ」
慣れ親しんだ故郷。安住の地へとお年寄りたちは帰ろうとする。しかし、若者は帰らない。そんな構図が一気に進んでいる。今の福島県の現状であり、一断面だ。東京電力福島第一原発事故に伴う田村市都路地区の避難指示
「新社会人に託す」
あすから新年度が始まる。初々しい社会人1年生が希望を託し、そして不安を抱きながらも第一歩を記す。長年勤めた職場に別れを告げた人もいる。出会いと別れが悲喜こもごも同居する旅立ちの春でもある。出会いと別れ
「4月から武士の家計簿」
スーパーマーケットや大型家電店、百貨店などでは、4月からの消費増税を前に買い込みに走る客で相当混み合ったらしい。福島県内に限らず、どこもかしこも同じ光景だったのではないだろうか。とりわけ今月末の土曜日
「庶民増税の余話」
近所の床屋さんはちょっとしたサロンの場であり、そこは開けっぴろげな話をいろいろと聞ける。さしずめ市井の場であり、「浮き世どこ」だが、何かと暇を持て余しているお年寄りたちが三々五々集まっては茶飲み話に余
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