サイト内を検索 WWWを検索
HOME > コラム・筆は一本也 > 「誠実な対応」
コラム・筆は一本也

「誠実な対応」

東京電力福島第一原発の爆発事故から3年1カ月。放射能被害で避難を余儀なくされている人たちの帰還の目安ともなる放射線量の推計法が見直されることになった。帰還の目安である年間追加被曝放射線量は現在1㍉シーベルト以下。だが、被災地からはあくまでも目安に過ぎない、として見直しを求める動きが強まっていた。福島、郡山、相馬、伊達の4市長と環境省との話し合いで見直される見通しとなった。現在の年間1㍉シーベルトは、一日のうち、屋内に16時間、屋外に8時間いたと想定、その空間線量から被曝線量を推計している。
 
▼年間1㍉シーベルトは、毎時0・23マイクロシーベルトに相当する。しかし、あくまでも目安に過ぎず、実際の測定値との差があり過ぎることなどから不信感が根強いのが現状だ。このため、環境省は4市と検討機関を設置することにしたもので、独り歩きしている0・23マイクロシーベルトという数値の変動が注目される。しかし、推計手段の見直しいかんでは非効率極まりない除染の目標数値の緩和につながる懸念も浮上しており、逆効果を招く恐れがある。6月中としている見直しの行く末が注目される。
 
▼ところで、帰還の判断材料として注目される田村市都路地区、川内、飯館両村の空間線量調査の公表が半年遅れとなったことにあらためて不信感が募っている。内閣府が昨年10月にまとめた数値だが、避難指示の解除や追加除染など帰還に向けて地元が最善を尽くしている中での公表遅れである。数値的には修正など怪しまれるような事実はなかったというものの、半年も遅れとなったことに対し、政府への一層の不信、被災地無視の批判が出ている。
 
▼問題のない数値ならば、なぜに一日も早く公表できなかったのか、疑問が残る。この半年余の間に安倍首相はじめ環境大臣、復興大臣、それに副大臣らが相次いで被災地を訪れており、地元の反発や数値低減などを求める避難者の声を和らげるために遅らせたのかーなどの憶測を呼んでいる。もう、「被災地に寄り添って…」などと言う決まり文句は聞き飽きている。経済の再生も大切だが、何よりも日本を良くするなら被災地の復旧復興に真摯に取り組むべきだ。安倍首相には野辺のスミレの花言葉を贈りたい。「誠実」という花言葉だが、その誠実を国民の目はどう見るか。【真実一路】
                     (2014・4・18)

おすすめ情報(PR)

既製服にはない美しいフィット感
誂えのセレクトショップ・佐藤洋服店(本宮市)は、既製服にはないフィット感の美しいシルエットのスーツなどを提供している。ジャケット、オーダースーツ、靴なども取り扱っている。
海産物専門店「おのざき」の通販
全国一律1,000円の送料。届け先1件あたり。クール代・税込み。お買い上げ代金10,000円以上で送料無料。フリーダイヤル0120-024-137。携帯電話からは0246-23-4174
日持ちする「プリザーブドローズ」
にこにこバラ園(須賀川市)は、1年以上持つというプリザーブドローズを発売。バラ園がデザインしたプリザのバラアレンジメント。バラの季節を迎え、特価でのバケツ売りの特売日もあり。ホームページ2,000円〜10,000円台(消費税別)。送料は別途。Tel・Fax0248-72-7834
かに徳の宴会と法要プラン
かに刺し満足コース・かにすき鍋満足コース・かにちり鍋満足コースを用意。2時間飲み放題。無料送迎バス付き(10名様以上)。予約は☎024-931-2188
亀屋食品こだわり豆腐ギフトセット
木綿青ばた豆腐、青ばた寄せ豆腐、ごま豆腐、手あげなどの1500円セット(7品6種)と2000円セット(10品7種)。箱代・氷代込み。送料は別途。電話0248-82-2760・ファックス0248-82-2761

本宮特産・本宮烏骨鶏の酵母卵
ビール酵母で元気に育った烏骨鶏の酵母卵とトローリ酵母卵。熱処理した高品質の飼料をエサに安心・安全に飼育しました。卵黄のみを使って独自開発した酵母卵の卵油もどうぞ。

潮目食堂エブリア店オープン
海産物専門のおのざき(いわき市平鎌田町)は、いわき市鹿島の鹿島ショッピングセンターエブリア内に潮目食堂をオープン。2店目。ボリュームのある海鮮が自慢で、海鮮丼、刺身盛り、焼き魚定食など豊富なメニューを用意。
縫製工場・店舗が営業再開
台風19号による水害で縫製工場・店舗が被災した(株)アルバTOWA(旧東和ユニフォーム・本宮市本宮字舘町2-1)、SATO TAILOR 佐藤洋服店(同)は、ともに営業を再開

おすすめサイト