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コラム・筆は一本也
「とんだ出番」
初詣がてらに山頂から初日の出を眺め、新たな年を穏やかに迎えた今年のお正月だったが、新年早々からとんでもないニュースが飛び込んできた。隣国・北朝鮮で昨日、水爆実験とみられる核実験が行われたらしい。北朝鮮
「小寒の暖かさ」
地球は自転しながら太陽の周りを公転する。このとき太陽の周りを1周する間に地球は365回自転する。これを基に古代中国では二十四節気(にじゅうしせっき)が考案された。夏至、冬至の「二至」と秋分、春分の「二分」
「年越しそばと年明けうどん」
ヨーグルトと言えば、ブルガリアの長寿村の食べ物として知られる。ブルガリアのスモリアン地方では、100歳以上の長寿者が人口100万人あたり300人以上がいて、これは日本の約100倍にあたる多さだと言う(「ヨーグルト
「三猿と申年」
東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から5年目となる2016年が幕を開けた。その今年の干支(えと)は丙申(ひのえさる)。1956年に次ぐ戦後2度目の丙申で、丙は「かまどの火の燃えるさま」という意味があるらしい
「平和と激動の時代」
他国の戦争に参戦が可能になる安保関連法案、善かれ悪しかれ米国とは運命共同体となるTPP(環太平洋経済連携協定)、それにSTAP細胞を巡る問題で明るみに出た理研の闇や、東京五輪エンブレム問題などで揺れ動いた未
「義理賀状なのか」
年賀はがきを出す人、さらにその出す人でも年々利用枚数が減っているという。発行枚数は2003年の44億5936万枚をピークに年ごとに減り続けている傾向にあり、今年は30億2285万枚。およそピーク時から14億万枚以上減少
「経済優先と貧困」
楽しくも喧騒でもあったハロウィンが終わったかと思えば、今度はメリー・クリスマス。クリスマスや新年が近づくと、繁華街や駅周辺には1カ月も2カ月も前から豪華イルミネーションが灯り、冬の夜を演出する。消費電力
「一陽来復を待つ」
きょうは冬至。一年で昼が最も短く夜が長い日だが、何故かこの日を境にこれからは昼が長くなってくると思うと、自然と心もウキウキしてくるような気がする。しかし、「冬至冬なか冬はじめ」と言われるように二十四節
「自然のしっぺ返し」
暖冬異変の続く中、福島・山形県境にある吾妻小富士(標高1,707㍍)にも異変が起きている。この時季だと、山頂から裾にかけて雪化粧しているのがいつもの景色だが、例年に比べると積雪量が少ないせいか、今年はほん
「クマにクマった」
木の葉が落ちる様子を「落葉時雨」と言うらしい。そういった風流さとは打って変わって、幹と枝だけが残る里山の木々を見やればとても寒々しい初冬の光景だ。大雪から間もなく冬至、そして寒さが一段と厳しくなる小寒
「安にびっくりポン」
世界中で最も平和で安全な国と言われるニッポン。それに乗っかったのだろうか、“今年の漢字”は「安」が選ばれたそうな。それにしても最近の殺人事件の多さは異様だ。日々、ニュースに接しているとカラス
「性懲りもなく」
年が明け、来春は東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から5年目を迎える。構造物など一部の復旧は加速されているが、原発の爆発事故が引き起こした放射性物質の散乱、炉心のデブリは手に負えず、原状復旧はまさ
「漠然とした不安」
きのうは正月事始めだった。今年もすでに残り20日を切り、慌ただしい日々がひたひたとやってきた。間もなく一年の総決算、恒例の10大ニュースも発表される。重大ニュースには事欠かなかった年だが、そんな中で先日、
「夜長の読書」
物書きの職業柄とそれに興味もあって「歳時記」は手放せない。肩の凝らない書物としても普段から愛読している。忘られがちな年中行事の内容や由来などがわかりやすく記載されており、文章を書く際にも大変重宝してい
「休耕田からそば畑」
晩秋から初冬にかけて出回る新そば。この時期には、よく店先などで新そばを知らせる張り紙を見かける。そば好きにとってはたまらない季節でもある。間もなくすると、今度は大晦日から元日にかけての年越しそば。かつ
「春見えない冬の時代」
師走に入り、きょう7日は二十四節気のひとつ「大雪(たいせつ)」。雪が本格的に降り始めるころでもある。繁華街に入れば、流行りのクリスマスソング、メロディーがデパートやスーパーに流れ、歳末ムードもグンと一
「世界遺産と被災地」
「空中都市」「天空の城」で知られる世界遺産のマチュ・ピチュ遺跡。15世紀半ばにペルーのアンデス山麓に栄えたインカ帝国の居住跡だが、いまだに多くの謎を秘めている。標高2430㍍の山の尾根に造られた遺跡は、いっ
「歌は世につれ」
師走に入って話題の一つとなるのが、大晦日の紅白歌合戦。66回目を迎える今年は、司会者が紅白、総合と合わせて4人もいるらしい。ところで、自身こだわり過ぎか好みの幅が狭いのか、過日の歌謡曲特番には正直がっか
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