―インターチェンジ（IC）など交通アクセスに恵まれた立地環境を生かすべく、その取り組みについては。
 
矢吹町は、空港、高速道路、鉄道の交通体系に恵まれ、町内を主要幹線の国道4号が走り、さらに主要地方道4本が集結します。まさに「南東北の玄関口」としての役割を担っており、矢吹ICの貨物流動数は東北1位、全国でも25位と優れた立地環境にあります。
今後は、このような地の利を最大限に活（い）かした施策をさらに展開し、「矢吹町まち・ひと・しごと創生総合戦略」で目標として掲げる、「若い世代の結婚･出産・子育ての希望をかなえる」「矢吹町における安定した雇用を創出する」「矢吹町への交流・流入人口を増やす」「矢吹町人口ビジョンを踏まえた地域をつくり、住民の安全な暮らしを守る」の実現に向けた取り組みを加速してゆきます。
製造過程などで水を扱う企業にも誘致を働きかけてゆきたいと思います。企業誘致関係では、町役場のOBである退職職員を採用し誘致に力を入れているところです。
 
　―矢吹ヶ原開拓の日本三大開拓地で知られる町のこれからの将来像はどうですか。


第6次矢吹町まちづくり総合計画は、町の将来像、キャッチフレーズを「未来を拓く 日本三大開拓地 さわやかな田園のまち・やぶき」としています。キャッチフレーズは、新しいまちづくりの将来像としてメッセージ性が求められることから、一つ一つの言葉に意味を持たせることにしました。
　「未来」は子どもたちの未来、矢吹町の未来のこと。「拓く」は復興へ向けてまちを創り上げる、開拓精神でまちづくりを行う強い意志を示す。「日本三大開拓地」とは青森県十和田市、宮崎県川南町、それに福島県矢吹町。この日本有数の開拓地をわが町の特徴として打ち出してゆく。
　「さわやかな田園のまち」は第１次矢吹町総合振興計画から続く矢吹町の普遍的な理念であり、矢吹町の拠りどころとしてこれからも守り続けてゆこうというものです。
　このように、第6次矢吹町まちづくり総合計画では、日本三大開拓地という特徴を前面に打ち出し、ブランド化を図りながら全国にPRしてゆきたいと考えており、そのために現在、ブランド化に向けた様々な仕掛けや情報発信方法について検討を深めています。

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