第一回「ふくしまを謳い写そう～桜フォトコンテスト」入賞者決まる

「福島みんなのＮＥＷＳ」は、福島県の素晴らしい自然を紹介するため、フォトコンテストを開催いたしました。第１回目は「福島の桜」をテーマにした写真を募り、皆さんから７１点の作品のご応募をいただきました。ありがとうございました。作品は本紙フォトギャラリーに掲載しております。http://www.fukushima-net.com/sites/glist/14
写真家・緒方秀美氏、作家・玄侑宗久氏、あったかふくしま観光交流大使・佐藤久男氏の３人により審査いたしました結果を発表いたします。
 
＜福島みんなのNEWS賞＞　　　　　桜丘　　　　　　       　K.K
 
＜ア ー ト 賞＞　　  ファンタジックな一夜　　　　　      　国分政喜
　　　　　　　        棚倉城跡・堀と夜桜　　　                         蛭田真一
 
＜雅　     賞＞　　　まだ雪の吾妻山をバックに南向台の桜も寒そう　　福島F
　                      桜の下で行う春稽古                       岩崎菜穂子
                         夕闇に浮かぶ大鹿桜                       津川　博
 
＜玲  奈  賞＞        アーチ桜並木                                冬室 昇
                        石部の桜                                     高橋延昌
                        朝もやに咲く小沢の桜                      親父ライダー
                        春爛漫～夏井川千本桜～                   モエハル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（以上、敬称略）
 
　　≪審査委員総評≫
　緒方秀美氏（写真家）：桜フォトコンテスト入選された方のそれぞれの感性が写し出された素晴らしい作品だと思います。
その中で太陽の光の中で綺麗な桜色が印象に残った「桜丘」、　夜桜としても魅力的な「ファンタジックな一夜」など色々な表情の桜を堪能させて頂きました。
福島に咲く美しい桜が、輝く未来への希望を表す、福島の復興のシンボルにも見えました。ありがとうございました。
 
　玄侑宗久氏（住職・作家）：櫻に限らず、植物は基本的に「そこ」で生きていくことを決意した。だから四季の移ろいに、あれほど我が身を変えて応じていけるのだろう。
　櫻の写真を見つめながら、ついそんなことを思ってしまうのは、やはり「ここ」が福島であるせいだろうか。それとも、彼らほど私自身が変化しえないからだろうか。
　大賞の「桜丘」という作品の場所は、私もよく知っている、隠れた穴場である。無邪気な生命力に溢れたこの作品に、福島ゆえの憂いは全く感じられない。またアート賞の２点は、いずれも自然の凄みを伝えてくれる。
　不自然なことが一つあると、自然はより一層その力を発揮するような気がする。被写体ばかりでなく、撮影者もである。

　佐藤久男氏（あったかふくしま観光交流大使）： コンテストの作品を審査する機会に恵まれまして大変嬉しく思いました。
　たくさんの写真を拝見し、皆様の桜に対する、想いが強く感じられました。　見るものを、ほのぼのと感動させる力作や、息を呑むような美しい風景に見とれました。この思いと、ご家族の絆を大切に、また写真の世界を皆様流に楽しんでいただけましたら嬉しく思います。ご家族と出かけた、楽しい思い出があり、美しい風景の中の桜に感動された想いなどが伝わる素晴らしい作品となっています。われわれに元気を与えてくれるのが桜花ですね。力作の数々に、審査は大いに苦労しましたことをご報告いたします。
　最後に、みなさまの素晴らしいコンテスト応募作品を審査させていただき、ふくしまの桜の素晴らしさを再認識させていただきました。
 
 
　＜各　賞＞
▽「福島みんなのＮＥＷＳ賞」＝本県出身のイラストレーター・絵本作家佐藤玲奈さんの原画（額付き）：１名
▽アート賞＝陶芸作品：２名
▽雅賞＝「雅グループ」のペア食事券：３名
▽玲奈賞＝ストラップ式携帯クリーナー：４名
 
　
 
　【協　賛】
　　　雅グループ、アートスペース泉