【荊(いばら)を披(ひら)き棘(いばら)を斬(き)る】と訓読みされまして、
大きな困難を克服しながら前進することを表した四字熟語です。
【披】は、扌+皮から作られた形声文字です。皮は獣皮のことです。獣皮をひらきとることを,【披:ヒ】といいます。
【荊】は、艹+刑から作られた形声文字です。意味は「いばら」「むち」です。
【斬】は、車+斤から作られた会意文字です。
車を作るための材料を「きる」ことを表します。
【棘】は、朿+朿から作られた会意文字です。朿はとげのある木の象形文字です。
朿を横に二つ並べて「いばら」を表します。
朿を縦に二つ重ねた字は「棗」でトゲの多い「なつめ」の木を表します。
【披荊】も【斬棘】もともに、イバラを切り開く意味です。
イバラを困難なことにたとえて、同義の語を繰り返して、難事を切り開いて進む様子を
強調しています。
ロシア南部ソチで7日夜(日本時間8日未明)、冬季パラリンピックの開会式が行われ、
障害者スポーツの冬の祭典が開幕しました。
「パラリンピック」は、「パラ」+「リンピック」で、日本人の発案だそうです。
1964年の第13回国際 車いす競技大会を東京で開催した際の「愛称」として初めて使用されたそうです。
これは、パラプレジア(Paraplegia、脊髄損傷等による下半身麻痺者)+オリンピックの造語とのこと。
1985年、IOCは、パラリンピックという呼称を用いることを正式に認めました。