常識では考えられない、非常に不思議なこと。
【奇怪:あやしい」を強めて、きわめてあやしいことを表すために作られたのが、【奇々怪々】です。
【奇々怪々】は、同じ字を重ねた「畳語:ジョウゴ」から構成された擬態語です。
偶々(たまたま)見かける、よく知られた擬態語を並べてみました。
1)郁郁青青:イクイクセイセイ、 香りが盛んでかんばしく青々と生い茂る。
2)侃侃諤諤:カンカンガクガク 遠慮することなく盛んに議論する。
3)虚虚実実、キョキョジツジツ 噓と実(まこと)を織り交ぜて互いに腹のさぐりあい。
4)空空漠漠、クウクウバクバク 果てしなく広いさま。
5)喧喧囂囂、ケンケンゴウゴウ 喧しく騒ぐ様子。
6)混混沌沌、コンコントントン 入り乱れて明らかでないさま。
7)歳歳年年、サイサイネンネン 毎年毎年。
8)三三五五、サンサンゴゴ ちらほらと。
9)子子孫孫、シシソンソン 末代まで。
10)時時刻刻、ジジコックコック 時を追って次々と。
11)是是非非、ゼゼヒヒ いいことはイイ、悪いことはワルイ。
12)正正堂堂、セイセイドウドウ 正しくて立派なこと。
13)戦戦競競、センセンキョウキョウ 恐れてびくびくする様子。
14)戦戦慄慄、センセンリツリツ 恐れてびくびくする様子。
15)喋喋喃喃、チョウチョウナンナン 小声で親しげに話す。
16)朝朝暮暮、チョウチョウボボ 毎朝毎晩
17)津津浦浦、つつうらうら 全国いたるところ。
18)年年歳歳、ネンネンサイサイ 毎年毎年。
19)平平凡凡、ヘイヘイボンボン ごくありふれた様子。
20)明明白白、メイメイハクハク はっきりして疑う余地がない。
21)唯唯諾諾 イイダクダク 相手の言葉に逆らわずおもねること。
22)洒洒落落、シャシャラクラク 性格や言動がさっぱりしていること。
23)煕煕壌壌、キキジョウジョウ 人が忙しく往来すること。
24)磊磊落落、ライライラクラク 心が広く、小さなことに拘らない。
25)縷縷綿綿ルルメンメン 話が長くてくどいこと。