「一年」を表す四字熟語です。春、夏、秋、冬の四文字をまとめて【春夏秋冬:シュンカシュウトウ】と一言でいいますと「季節」という意味になりますし、また「一年」と言う意味も表します。
【春夏秋冬:シュンカシュウトウ】を略した【春秋:シュンジュウ】も一年を表します。
今日は冬至です。一年の内で昼が最も短く、夜が最も長い季節です。
古代には冬至を一年のスタートとする考え方もありました。
暦をみますと12月22日だけ「冬至」の表記がされています。
「冬至」は二十四節気の22番目の季節で、25年12月22日~26年1月4日の14日間を言います。
天文学ではその瞬間としての、12月22日を冬至日(トウジビ)と呼んでいるそうです。
二十四節気をそれぞれ三つに分け、一年を72等分した暦も作られました。
それが七十二候(シチジュウニコウ)です。72候×5日=360日
二十四節気の“気”と七十二候の“候”を合わせて「気候」という言葉が生まれました。
冬至の期間の七十二候は以下のとおりです。
初候 12月22日~12月25日 乃東生(なつかれくさ しょうず) 夏枯草が芽を出す
次候 12月26日~12月30日 麋角解(しかのつの おつる) 大鹿が角を落とす
末候 12月31日~ 1月4日 雪下出麦(せっか むぎをいだす) 雪の下で麦が芽を出す
清少納言の『枕草子』には
春は曙(あけぼの)
夏は夜(よる)
秋は夕暮れ(ゆうぐれ)
冬はつとめて(早朝)
が季節感を一番よく表わしている、と書いています。