【天馬、空(クウ)を行く】と訓読みされます。
考え方や行動が何ものにも拘束されず自由奔放なこと。
【天馬】は天帝の乗る馬で羽が生えている想像上の馬をいいます。
馬は呉音読みで「マ」、漢音読みで「バ」です。
「馬」を「ウマ」と読むのは呉音読みからきた読み方で、訓読みではありません。
『史記』楽書に、「太一:タイイッ」という神を祀(まつ)る場面で【天馬】が読まれています。
太一の神
【天馬】を降す
汗はしたたり
赤くかがやく
音なく天翔け
万里を越えゆく
何ものか よく及ぶ
龍こそ その友
同じく『史記』大宛列伝には、武帝が易書に基ずいて占いをした時、
「神馬が西北より来るだろう」とでました。
烏孫(ウソン)の馬を手に入れてみると良馬だったので【天馬】と名付けました。
ところが、大宛の血の汗を流す馬を手に入れてみると、ますます強壮であったので、
あらためて烏孫の馬を「西極(セイキョク)と名付け
大宛の馬を【天馬】と名付けました。
と【天馬】の記載がありました。
明治43年 (1910年)の今日は、
東京・代々木錬兵場(現在の代々木公園)で徳川好敏工兵大尉が日本初の飛行訓練を行ない、
日本で初めて飛行に成功した日です。