以前に学んだことを、もう一度調べそこから新しい知識や見解を得ることをあらわす四字熟語です。
『論語』為政(イセイ)篇に出ています。
【読み下し文】 子曰く、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る。以て師(し)為(た)るべし。
【意訳】 古典を研究してそこから新しい知識を引き出すことが出来るようでなければ、先生です、などと大きな顔をしちゃいけない。
「故(ふる)きを温(たず)ねて」、とは日本・中国の古典を学び、
「新しきを知る」、とは現代に置き換えて解釈、実行してみる。
こんな風に考えてみるのはどうでしょう。
先生にならなくとも、自己啓発にはもってこいです。
『論語』子罕第九に
「吾未だ徳を好むこと色を好むが如くなる者を見ざるなり」というところがあります。すなはち
「わしはまだ徳を好むこと、美人を熱烈に好むようにする者を見たことがない」と孔子が言っている訳です。
【温故知新】流に言うと
先ず美人を熱烈に好んで、それから好んだ程度に応じて徳を好んでみる。
いろんな美人を好むと、いろんな徳も身に付いてくる 。
・・・・・てなことにはならないですよね。
失礼しました。