古代インドの考え方で、死んであの世に還った霊魂(魂)が、生まれ変わり死に変わりして、この世に何度も生まれ変わってくることを言ってます。
この考えが仏教にも取り入れられて、煩悩を脱しない限り、生ある者は、迷いの世界である六道を生まれ変わり続けるのだそうです。
【六道】というのは六種類の世界をいうそうです。
【人間道】、【畜生道】、【天道】、【修羅道:シュラドウ】、【餓鬼道:ガキドウ】、
【地獄道:ジゴクドウ】を【六道】と言うようです。
【輪】は、「車+侖(音符号)」から作られた形声文字です。音符号の「侖」は輪のように
ひとつながりになったものをいいます。
【廻】は、「廴+回(音符号)」から作られた形声文字です。意味は「まわる・めぐる」です。
【転(轉)】は、「車+專(音符号)」から作られた形声文字です。意味は「ころがる」です。
【生】は、草の生え出る形を文字化した象形文字です。呉音:ショウ、漢音:セイです。
意味は、いきる、うまれる、はえる、なま等々多数あります。
「今年の漢字」は『輪』」でした。
日本漢字能力検定協会(京都市)が全国から募った「今年の漢字」が12日、同市東山区の清水寺で発表されました。
17万290通の応募のうち、
「輪」は最多の9518通(5・59%)だったそうです。
①2020年東京五輪の開催決定や、
②富士山の世界文化遺産登録、
③サッカーW杯への日本代表の出場決定など
「日本中が輪になって歓喜にわいた年」であり、
台風など相次ぐ自然災害にも支援の輪が広がったことなどが理由に挙げられました。