新しいものが古いものにとって代わることです。
特に生物体内で必要な物質を取り入れ、不必要物質を排出する作用を言います。
ここから、組織の若返りなどの喩えに使われます。
【新】は、「辛+木+斤」を組み合わせて作られた会意文字です。
「辛」は把手(とって)の付いた大きな針です。位牌を作る木を撰ぶときに、
この針を投げて針の当った木を斤で切ることを【新】と言います。
位牌を作った残りの木は「薪:たきぎ」として使われました。
【陳】は、「阝+東」を組み合わせて作られた会意文字です。
「阝」は神が天に陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯子の形です。
その前に東(上下を括った袋の形)を置く形で、お供え物を陳列する意味となります。
そのまま陳列しておくと「ふるい。ひさしい」となってしまいます。
【代】は、「人+弋(音符号)」から作られた形声文字です。
「弋」に呪器として祓い清める力があるとされていたので、「弋」を【人】に加えて、
禍を祓い清めて他に移すことができると考えられていたので「代」は改めるの意味となりました。
【謝】は、「言+射」から作られた形声文字です。
説文解字に「辞去(ジキョ)するなり」とありまして、別れの言葉をのべて
立ち去ることをいいます。
この「辞去」の意味から、「代謝(移り変わること)」のように用い、移り変わる意味が発生しました。