君主(政府)は人民(国民)によって支えられ、また、人民(国民)によって滅ぼされるということをいった四字熟語です。
【舟を載(の)せ、舟を覆(くつが)えす】と訓読みされます。
『荀子』王制篇に、君主(政府)は、人民(国民)を愛し、政治に安んじさせることが必要である、と前置きして
傳曰、
傳に曰く
古伝がいうには
君者、舟也,庶人者、水也。
君なる者は、舟なり、庶人なる者は、水なり。
君主という者は舟であり、庶民という者は水である。
水則載舟,水則覆舟。
水は則ち舟を載せ、水は則ち舟を覆えす。
水は舟を載せるが、また舟を転覆させもする。
此之謂也。
此れ之を謂ふなり。
このことを言ったのである。
人民(国民)は、味方となって盛り立ててくれるくれることもあれば、敵となって潰しにかかることもある。
だから君主(政府)たるものは、人民(国民)を愛し、士を敬い、賢を尊ぶべしである。
荀子の王制論です。
時宛も、遠国エジプトでは、2年前に国民に載せて貰った現政権が、一昨日転覆させられてしまいました。
参議院不要論のある中、第23回参議院議員通常選挙が7月21日に行われます。