「巧言令色(コウゲンレイショク)」は 『論語』に出てくる四字熟語です。前後の言葉も入れますと『子曰く、巧言令色、鮮(すくな)し仁(ジン)』です。『論語』の中でも大変に短い文章として知られています。
「巧言」は、口先がうまくて、心にもないお世辞を言うことです。
「令色」は、顔色をよくして、人の気に入るように顔つきを飾ることです。
「鮮(すくな)し仁(ジン)」は、人の本心の徳である、真心(まごころ)はほとんどないと言うことです。
全体としての意味は
『孔子言う、口先がうまくて、あいそうのいい顔つきをする人には、愛情の真心は少ないものだな』と言うことになります。
いまから2500年ほど前の春秋時代に孔子がお弟子さんに言った言葉です。
『巧言令色』という言葉があるということは、こういう人たちがいたと言うことです
これを現代風に意訳しますと
『マニフェストで国民受けのいいことばかり書き上げ、政権交代をすれば世の中、良くなります。と真顔で言う人達に、国民を思う気持ちはコレッポッチもないものだよ』
となるのではないでしょうか。