質素な、または貧しい生活をすることを表す四字熟語です。
【悪衣】は、粗末な衣服です。
【悪食】は、粗末な食べ物のことです。
【悪食】を「アクジキ」と読みますと、粗末な食事という意味の他に、人が普通口にしないような物を食べる、いわゆる「如何物食い」という意味にもなります。
出典は『論語』里仁です。
子曰、士志於道、
子日く、士、道に志して、
孔子がいいました。学問修養を志している者が、
而恥惡衣惡食者、
悪衣悪食を恥ずる者は、
衣服や食事のみすぼらしいのを恥じるようでは、
未足與議也。
未だ与に議るに足らざるなり。
まだまだ一緒に理想を語り合う資格はない。
ここで云う道とは「学問修養の道」のこと。
【悪衣悪食】を現代風で言いますと、
「学問修養」の身にありながら、ブランド品がどうのグルメがどうのと騒いでいるようでは、
まだまだ「修養」が足らん、というところでしょうか。
チョット話は違いますが
子供さん達に、短期の目標を設定する場合には、
子供さんの、今の実力の二割増が鉄則だそうです。
但し、小学校6年生迄とのことです。