善い行いをした者は極楽浄土に往生(オウジョウ)して、同じ蓮(はす)の花の上に身を託し
生まれ変わると言うことを表した四字熟語です。
仏教からきた四字熟語です。
事の善し悪しにかかわらず仲間として行動をともにすることに使われることが多いようです。
四字熟語としての【一蓮托生】そのものは仏教経典には出ていないようです。
日本の仏教では、人が死んだら仏さんになって、極楽浄土の蓮の花の上に生まれ変わるという考え方のようですので、この【一蓮托生】は浄土往生の思想に由来する言葉として日本で生まれたのかなと思うのですが、よく分かりません。
『源氏物語』御法(みのり)の巻に、【同じ蓮の座】という表現があります。
与謝野晶子訳です。
いったん仏道にはいった以上は、仮にもこの世を顧みることはしたくないという
お考えで、未来の世では【一つの蓮華の上に安住】しようと約束しておいでになる
御夫婦であっても、この世での出家後の生活は全然区別を立てたものにせねばならぬ。
【一蓮托生】と同じような意味で
運命共同体。 運命を共にする。
等があるのかなあと思います。
今日は『沖縄本土復帰記念日 』です。
昭和47年(1972年)の5月15日、戦後27年間アメリカの統治下にあった沖縄が日本に返還され、
沖縄県としてスタートしたのを記念した日です。