【知者(チシャ)は人を知り、仁者(ジンシャ)は人を愛す。】と読みまして、知者は人の真実の価値を知り、 仁者は心から人を愛するものです。
孔子が門人の子路、子貢、顏淵に、知者とは何ぞ、仁者とは何ぞ、と質問した時の子貢の答えです。
出典は『荀子』巻第二十 子道篇です。
子路入。
子路(シロ)入る。
子路が部屋に入ってきた。
子曰、由、知者若何、仁者若何。
子曰く、由(ユウ)や、知者は若何(いかん)、仁者は若何(いかん)。
孔子が言いました、由よ、知者とはいかなるものか、仁者とはいかなるものか。
子路對曰、知者使人知己、仁者使人愛己。
子路對(こた)へて曰く、知者は人をして己を知らしめ、仁者は人をして己を愛せしむ。
子路が答えて言うには、知者は人をして己の価値を知らしめ、
仁者は人をして己を愛させるものです。
子曰、可謂士矣。
子曰く、士と謂う可(べ)し。
孔子が言いました、なるほど、そのような人は正に士である。
子貢入。
子貢(シコウ)入る。
子貢が部屋に入ってきた。
子曰、賜、知者若何、仁者若何。
子曰く、賜(シ)や、知者は若何(いかん)、仁者は若何(いかん)。
孔子が言いました、賜よ、知者とはいかなるものか、仁者とはいかなるものか。
子貢對曰、知者知人,仁者愛人。
子貢對へて曰く、知者は人を知り,仁者は人を愛す。
子貢が答えて言うには、知者は人の真実の価値を知り、
仁者は心から人を愛するものです。
子曰、可謂士君子矣。
子曰く、士君子と謂う可し。
孔子が言いました、正に士君子というべきだ。
顏淵入。
顏淵(ガンエン)入る。
顏淵が部屋に入ってきた。
子曰、回、知者若何、仁者若何。
子曰く、回(カイ)や、知者は若何、仁者は若何。
孔子が言いました、回よ、知者とはいかなるものか、仁者とはいかなるものか。
顏淵對曰、知者自知,仁者自愛。」
顏淵對曰、知者自知,仁者自愛。
顏淵が答えて言うには、知者は自分で自分のねうちを見抜き、
仁者は深く自分を愛するものです。
子曰、可謂明君子矣。
子曰く、明君子と謂う可し。
孔子が言いました、正に明君子というべき人物だ。






























