【朋友(ホウユウ)には切切(セツセツ)偲偲(シシ)たり。】と読みまして、朋友との間ではみがきあい励ましあうがよい、という意味です。
出典は『論語』子路第十三です。
子路問曰、
子路問いて曰く、
子路がたずねて言いました
何如斯可謂之士矣。
何如(いか)なるをか斯(こ)れ之(こ)れを士と謂うべき。
どういう条件を備えていれば、士といえましょうか。
子曰、切切偲偲、怡怡如也、可謂士矣。
子日く、切切偲偲、怡怡如たれば、士と謂うべし。
孔子が言いました、ねんごろに励まし、おだやかに親しむ、それでこそ士と言えよう。
朋友切切偲偲、兄弟怡怡如也。
朋友には切切偲偲、兄弟(ケイテイ)には怡怡如たり。
友人にはねんごろに励まし、兄弟にはおだやかに親しむのだ。