『釈迦』入滅後、王舎城郊外に500人の比丘(阿羅漢)達(すなわち、五百羅漢)が集まり、最初の結集(編集会議)が開かれたと伝えられています。
【五百羅漢】は五百人の羅漢のことです
【羅漢】は、仏教において、尊敬や供養を受けるのに値するという意味の言葉【阿羅漢】が省略された言葉だそうです。
釈迦の直弟子のうち高位の人達はみな【阿羅漢】で,舎利弗(シヤリホツ),目連(モクレン),迦葉(カシヨウ)などがいます。迦葉は【拈華微笑:ネンゲミショウ】の故事で知られています。
阿羅漢をまとめ,十六羅漢や五百羅漢に対する信仰も生じたそうです。
小乗仏教においては,阿羅漢は仏弟子の到達する最高の段階とされていました。
その後、主に部派仏教の聖者をさすようになったようです。
中国・日本では仏法を護持することを誓った16人の弟子を十六羅漢と呼び、また、第1回の仏典編集に集まった500人の弟子を五百羅漢と称して特別に尊敬することも盛んになりました。
五百人の羅漢像の中には自分に、あるいは見知った人にそっくりな姿を見つける事ができる、と言う信仰があります。羅漢像は普通の仏像と違い、親しみやすい姿をしています。これは羅漢が、普通の人々であったからです。
『今日の四字熟語』も4月2日の今日、500回を数えるに至りました。
500回に因みまして【五百羅漢】を紹介させて頂きましたが、四字熟語というのとはチョット違うかもしれませんが、ご容赦願います。