【大(ダイ)を爲(な)すは、以(も)って大と爲すに足(た)らず】と読みまして、自分のした仕事を大きな仕事と考えるような人間は、とうてい大きな仕事はできない、という意味です。
出典は『荘子』徐無鬼です。
狗不以善吠爲良。
狗は善く吠えるを以て良と為さず。
犬はよく吠えるからと言って良犬だとは言えない。
人不以善言為賢。
人は善く言うを以て賢と爲さず。
人は口がうまいからといって賢人だとは言えない。
而況爲大乎。
而(しか)るを況んや大と爲さんや。
まして大人物などと言うことはできない。
夫爲大不足以爲大、
夫れ大を爲すは、以って大と爲すに足らず、
そもそも自分のした仕事を大きな仕事と考えるような人間は、とうてい大きな仕事はできない。
而況爲德乎。
而るを況んや德と爲さんや。
まして德を備えているなどと、どうして言えよう。