【人は明快(メイカイ)灑落(シャラク)の處(ところ)無(な)かる可(べ)からず。】と読みまして、人にははっきりと気持ちよく、またさっぱりとしたところがなくてはならない、という意味です。
出典は『言志録』160条です。
人不可無明快灑落処。
人は明快灑落の処無かる可からず。
人にははっきりと気持ちよく、またさっぱりとしたところがなくてはならない
若徒爾畏縮 趄、
若(も)し徒爾(トジ)として畏縮(イシュク) 趄(シソ)するのみならば、
もし、いたずらに縮み上がり、ぐずぐずするばかりならば、
只是死敬。
只だ是れ死敬なり。
これは活(い)きた敬ではなく死んだ敬ということで
濟得甚事。
甚事(なにごと)をか済(な)し得(え)む。
何事も成就し得ない