【老人は養生(ヨウジョウ)に托(タク)して以て放肆(ホウシ)なること毋(なか)れ。】と読みまして、老人は養生にかこつけて勝手気ままにしてはいけない、という意味です。
出典は『言志耋録』320条です。
老人毋托養生以放肆。
老人は養生に托して以て放肆なること母なかれ。
老人は養生にかこつけて勝手気ままにしてはいけない。
毋托養生以奢侈。
養生に托して以て奢侈(シャシ)なること母なかれ。
老人は養生にかこつけて奢りに耽ったりしてはいけない。
毋托養生以貪冒。
老人は養生に托して以て貪冒(トンボウ)なること母なかれ。
老人は養生にかこつけて無闇に欲張ったりしてはいけない。
書以自警。
書して以て自ら警いましむ。
このことを書いて自ら戒めとする。