役に立たないもの、また細かなもののたとえ。転じて、つまらないものでも、何かの役に立つかもしれないから粗末にしないようにということを表した四字熟語です。
『世説新語』政事篇にでてきます。
中国晋(シン)の陶侃(トウカン:259年~334年)は仕事熱心な武将で倹約家でした。
あるとき、船役人に命じて、船を造るときにできた竹の切れはしや木のくずという
不用になったものをすべて集めさせました。皆、その理由が分からなかった。
元旦の儀式の時に、雪が降って道が泥濘(ぬかるみ)になってしまいました。
陶侃は、例の竹の切れはしや木のくずをそこにかぶせて、歩きやすくしました。
またある時には、役所で竹を使うと、その切り株を集めさせて、山のように積み重ね、
後に船を造る時、これらをすべて釘に用いました。
中国古典に学ぶことを心掛けている 私ですが、こと【竹頭木屑】に関しまして
真似した我が家はゴミ屋敷、状態です。
古典に学ぶのも、ホドホドに。