【同病(ドウビョウ)相憐(あいあわ)れみ、同憂(ドウユウ)相救(あいすく)う。】と読みまして、同じ境遇にある者どうしは、お互いの気持ちが良く分かって助け合うことを言います。
出典は『呉越春秋』闔閭内傳です。
子不聞河上歌乎
子 河上の歌を聞かずや
殿は河上のあの歌が聞こえませんか
同病相憐、同憂相救
同病(ドウビョウ)相憐(あいあわ)れみ、同憂(ドウユウ)相救(あいすく)う
同じ病のものは、お互いかわいそうに思うし、同じ悩みを持つものは助け合うものである
驚翔之鳥、相隨而集、
驚翔(キョウショウ)の鳥は、相随(あいしたが)いて集(つど)い、
驚いて飛び立つ鳥は、寄り集まって飛びます。
瀬下之水、因復倶流。
瀬の下の水は、因(よ)りて復(ま)た倶(とも)に流る。
瀬に分かれた水は、また元に戻ります。