【過去(カコ)の因(イン)を知らんと欲(ホッ)せば、当(まさ)に現在(ゲンザイ)の果(カ)を觀(み)るべし】と読みまして、過去の因を知ろうと思うならば、現在受けている結果をよく見るべきである、という意味です。
ですから未来の果を知ろうと思えば、現在の因を見るべきである。
出典は『法苑珠林:ホウオンジュリン』七十、貧賤篇です。
經言、
經に言ふ、
經に書かれているように、
欲知過去因、
過去の因を知らんと欲せば、
過去の因を知ろうと思うならば、
当觀現在果。
当に現在の果を觀るべし。
まさに、現在受けている結果をよく見るべきである、
欲知未來果、
未來の果を知らんと欲せば、
未来の結果を知ろうと思うならば、
當觀現在因。
當に現在の因を觀るべし。
まさに、現在の因をよく見るべきである。