【書(ショ)を讀(よ)むは、書を寫(うつ)すに如(し)かず】と、読みまして、読書するよりは書写する方が勉学の効果がよく上がる、という意味です。
出典は『鶴林玉露:カクリンギョクロ』手寫九經篇です。
『鶴林玉露』は、南宋の羅大経(ラダイケイ)による随筆。
著者の見聞や文学評論などをまとめたものです。全18巻。
唐張參、爲國子司業、
唐の張參(チョウシン)、國子司業と爲(な)り、
唐の張參(チョウシン)が國子司業となり、
手寫九經、
手づから九經を寫す、
九経を手写していて、
毎言
毎(つね)言(い)う、
いつも言ってました
讀書、不如寫書。
書を讀むは、書を寫すに如かず。
書物は読むよりも書写するほうがよい。