【人事百般(ジンジヒャッパン)、都(す)べて遜讓(ソンジョウ)なるを要す】と読みまして、世間のいろいろな事柄については、人にへりくだり、讓ることが必要である、という意味です。
出典は『言志晩録』219條です。
人事百般
人事百般
世間のいろいろな事柄については
都要遜讓
都(す)べて遜讓(ソンジョウ)なるを要す
なにごとも、人にへりくだり、譲ることが必要である。
但志則不讓於師可
但だ志は則ち師に讓らずして可なり
ただしかし、志だけは師にゆずらなくてもよい。
又不讓於古人可
又古人に讓らずして可なり
また古人にも譲らなくてよい。