今日4月1日はエイプリルフールで、害のない嘘をついて良い日とされています。
エイプリルフールは、日本語では直訳で「四月馬鹿」。
漢語的表現では「万愚節(バングセツ)」または「愚人節」。
英語 All Fools' Day を直訳して、万人(=all)が、愚か(=fool)になる節(=day)。
フランス語では「プワソン・ダヴリル:四月の魚」と呼ばれているそうです。
エイプリルフールの起源は全く不明だそうですが、
1564年にフランスのシャルル9世が、それまでは3月25日を新年としていたのを、突然1月1日を新年とする暦を採用しました。これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」として位置づけ、馬鹿騒ぎをするようになったのがエイプリルフールの始まりとする説があります。
インドでは悟りの修行は春分の日から3月末まで行われていましたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節」と呼んでからかったことによるとする説もあります。
4月1日はスタートの日になっています。新年度、新学年・新学期の最初の日です。
会計年度の始まりが4月1日なのは、秋の収獲後に行う、税金の徴税の都合だそうです。
新学年の始まりが4月1日なのは、明治19年10月に、高等師範学校が4月1日からと定めたので、明治21年から全国一斉にこれにならうようになったそうです。
新年度の『新』の字は【斤+木+辛】から出来た会意文字です。
辛は把手(とって)のついた大きな針。位牌を作る木を選ぶとき、この針を投げて選び、針の当たった木を斤(おの)できることを【新】といいます。神意によって選ばれた木を新しく切り出すことで、「あたらしい、はじめ」の意味となりました。『常用字解』 P367 より。