今日、3月20日は、太陽が真東から登って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ等しくなります。
この日以降は昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。
この日を春の彼岸の中日と言いまして、国民の祝日の一つであります『春分の日』となっています。
彼岸(ヒガン)は日本独自のものです。
令和6年は
3月17日 彼岸の入り。
3月20日 彼岸の中日。春分の日。
3月23日 彼岸の明け。
です。
春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、仏教の西方浄土説と関連づけられたと言われています。西に沈む太陽を拝んで、極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりのようです。
彼岸は雑節の一つです。
春分の日・秋分の日を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)あります。
この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼びます。
中日には先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を
1日に1つずつ修める日とも言われています。
「六波羅蜜」と言いますのは
人のために何か善いことをする。 布施:ふせ
人間らしく生活すること。 持戒:じかい
悲しいことがあっても、落ち込まないこと。 忍辱: にんにく
最善をつくして努力すること。 精進: しょうじん
心を落ち着けて動揺しないこと。 禅定 :ぜんじょう
真実の認識力を得ること。 智慧 :ちえ
だそうです。