今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.4466【怒りには則ち理を思い、危うきには義を忘れず】『説宛』
【怒(いか)りには則(すなわ)ち理(リ)を思い、危(あや)うきには義(ギ)を忘れず】と読みまして、怒った時にも常に道理というものを考え、危難に際しても節義を忘れない、という意味です。
出典は『説宛』立節(節操を重んじる)篇です。
古之士怒則思理、
古の士は、怒りには則ち理を思い、
古来より節操のある人は、怒った時にも常に道理というものを考え、
危不忘義。
危うきには義を忘れず。
危難に際しても節義を忘れなかった。
必将正行以求之耳。
必ず将に行いを正して以て之を求めんと耳と。
行いを正しくすることを常に心がける。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒