【誠(まこと)あれば則(すなわ)ち形(あら)わる。】と読みまして、自身を誠実にすれば、それは必ず外面に表れる、という意味です。
出典は『中庸』第二十三章です。
誠則形。
誠あれば則ち形わる、
自身を誠実にすれば、それは必ず外面に表れる
形則著。
形わるれば則ち著(いちじる)し、
外面に表れれば、はっきりと見えるようになる
著則明。
著しければ則ち明(あきら)かなり、
はっきりと見えれば、輝きを放つようになる
明則動。
明かなれば則ち動かす、
輝きを放てば、他者を感動させる
動則變。
動けば則ち変ず、
他者を感動させれば、(他者の悪いところを)改めかえる。
變則化。
変ずれば則ち化す。
改めかえれば、(知らず知らずのうちに他者を)感化する。