【喜怒哀楽(キドアイラク)は、直(ただ)ちに面貌(メンボウ)に見(あら)わる。】と読みまして、喜・怒・哀・楽の四つの感情は、直ちに顔色に表れるものである、という意味です。
出典は『言志耋録』53条です。
喜怒哀楽、
喜怒哀楽は、
喜・怒・哀・楽の四つの感情は、
直見於面貌。
直(ただ)ちに面貌(メンボウ)に見(あら)わる。
直ちに顔色に現れる。
形影一套、
形影(ケイエイ)は一套(イットウ)、
それは形と影が一つのようなものであり、
声響同時。
声響(セイキョウ)は同時。
また、声と響きが同時に発せられるようなものだ。
謂之身心合。
之(こ)れを身心合一(シンシンゴウイツ)と謂う。
これを心と身が合一したものと言うのである。