【力(つと)むれば貧(ヒン)に勝(か)つ。】と読みまして、つとめてよく働けば、貧乏にも打ち勝つことができる、という意味です。
出典は『説宛』談叢です。
力勝貧、
力(つと)むれば貧に勝ち、
つとめてよく働けば、貧乏にも打ち勝つことができ、
謹勝禍、
謹(つつし)めば禍に勝ち、
言葉を謹めば禍に会わず、
愼勝害、
愼(つつし)めば害に勝ち、
注意深くしていれば被害に遭わない、
戒勝禍。
戒(いまし)むれば禍に勝つ。
非常の場合に備えて用心していれば禍に会わない。
爲善者、
善を爲(な)す者には、
よいことをする者には、
天報以徳、
天報(むく)ゆるに徳を以てし、
天の恵みがあり、
爲不善者、
不善を爲(な)す者には、
悪いことをする者には、
天報以禍。
天報(むく)ゆるに禍を以てす。
天の禍(わざわい)がある。