今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.4373【酒は知己に逢えば千鍾も少なし】『長生殿』
【酒は知己(チキ)に逢(あ)えば千鍾(センショウ)も少なし】と読みまして、親友と酒を飲むときは、いくらあっても足りないという意味です。
【知己】は、自分の心や真価をよく知ってくれる人を言います。
【鍾】は、約50リットル。
出典は『長生殿』罵賊です。
『長生殿』は唐の玄宗皇帝と楊貴妃の恋を描いた清の時代の戯曲です。題は白楽天の『長恨歌』中の、七月七日長生殿の句から得たものです。
酒逢知己千鍾少,
酒 は知己に逢えば千鍾も少なく,
親友と飲むときは、いくらあっても足りないし
話不投機半句多
話は機に投ぜざれば半句も多し。
たいした話でなければ半句でも多すぎる。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒