【読書(ドクショ)千遍(センベン)、其の義(ギ)自(おのずか)ら見(あら)わる。】と読みまして、書物はくり返し、くり返し読んでいれば、意味内容が自然に理解されるものである、という意味です。
出典は朱熹選『童蒙須知:童蒙(ドウモウ)須(すべか)らく知るべし』です。
只是要多誦遍數
只だ是れ遍數を多く誦するを要す。
何度もくり返し、くり返し読んでいれば、
自然上口久遠不忘。
自然に口に上り久遠に忘れず。
おのずと口ずさめるようになり、いつまでも忘れないようになるものです。
古人云、読書千遍、其義自見。
古人云う、読書千遍、其の義自ら見わる、と。
昔の人が言っています、
書物はくり返し、くり返し読んでいれば、意味内容が自然に分かってくる、と。
10月27日~11月9日は読書週間です。
1948年(昭和23年)から、「文化の日」にまたがる2週間を『読書週間』としたそうです。