今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.4336【善を為して積まざるか、安んぞ聞えざる者有らんや】『荀子』
【善を為(な)して積(つ)まざるか、安(いずく)んぞ聞(きこ)えざる者有らんや】と読みまして、
善を行ってそれを積みたくわえてみよう、どうして世間の人に知られないことがあろうか、という意味です。
出典は『荀子』勧学篇です。
爲善不積邪、
善を為して積まざるか、
人間も善を重ねて人間的努力を行う場合、
(途中で努力することを止めてしまえばそれまでのこと)
もし最後まで努力しさえすれば、
安有不聞者乎。
安んぞ聞えざる者有らんや
どうしてその陰徳善行が外部に伝わらないことがあろうか、
必ず世人から認められる時が来るのである。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒