【昏(くれ)に定めて晨(あした)に省(かえり)みる】と読みまして、
毎晩寝床をきちんと整え、快適に安眠できるように配慮し、
毎朝ご機嫌を伺って(両親を)気遣ったりすることを表している言葉です。
出典は『礼記(ライキ)』曲礼(キョクライ)上篇です。
凡爲人子之禮、
凡(およ)そ、人の子たるの礼、
人の子たる者が両親に仕える礼は、
冬溫而夏凊、
冬は温(あたた)かにして、夏は凊(すず)しくし、
冬には暖かく、夏には涼しく(過ごせるように)配慮し、
昏定而晨省。
昏(くれ)に定めて、晨(あした)に省(かえり)みる。
毎晩寝床をきちんと整え、快適に安眠できるように配慮し、
朝にはご機嫌を伺って(両親を)気遣ったりすること。
在醜夷不争。
醜夷(シュウイ:友達)に在りて争わず。
そして、友達と争いを起こして(両親に)心配をかけないこと。