【人の言を為(な)すや 苟亦(かりそめ)に信ずること無かれ】と読みまして、
他人の噂話など信じないでください、という意味です。
出典は『詩経』國風・唐風・采芩(サイレイ)です。
采芩采芩 首陽之巓
芩(レイ)を采(と)り芩を采り 首陽の巓(いただき)に
芩(あまくさ)摘み摘み願かける
人之爲言 苟亦無信
人の言を爲(な)すや 苟亦(かりそめ)に信ずること無(な)かれ
他人の噂話など、なおざりに信じて下さるな。
舍旃舍旃 苟亦無然
旃(これ)を舍(す)てよ旃を舍てよ 苟亦(かりそめ)に然(しか)りとすること無かれ
ほおっておくのがいちばんよ、かんたんに信じて下さるな。
人之爲言 胡得焉
人の言を爲(な)すや 胡(なん)ぞ得(う)るところあらんや
他人の噂は、ウソばかり。