【人更(かさ)ねて少(わか)きことなし 時(とき)須(すべか)らく惜(お)しむべし】と読みまして、
人は二度と若い時は来ません。ですからわずかな時も惜しみ、無駄にしてはいけません、という意味です。
出典は『和漢朗詠集』にある小野篁の漢詩文です。
人無更少時須惜
人(ひと)更(かさ)ねて、少(わか)きこと無し、時(とき)須(すべか)らく惜しむべし
人は二度と若い時は来ません。ですからわずかな時も惜しみ、
無駄にしてはいけません
年不常春酒莫空
年(とし)常(つね)に春ならず、酒を空(むな)しくすること莫(なか)れ。
一年を通していつも春というわけではありません、
だから、酒を絶やさず、春を惜しみながら酒の楽しみを、尽くそうではありませんか。