【始めを愼(つつし)みて終わりを敬(つつし)む】と読みまして、
何か事を起こしたら、その初めを慎重にし、完成し終わるまで慎重さを維持すべきである、という教えです。
出典は『春秋左氏傳』襄公25年です。
君子之行、
君子の行いは、
君子の行動は
思其終也。
其の終わりを思うなり。
結果を考え
思其復也。
其の復(ふたた)びするを思うなり。
継続してできるかを考えるものである
書曰、
書に曰く、
書(經)にあるように、
愼始而敬終、終以不困。
始を愼みて終を敬む、終(つい)に以て困(くる)しまず。
初めを慎重にし、終わるまで慎重さを維持してゆけば、
最後に苦しむことはない。