千年も万年もいつまでも健康であるようにと言う意味の四字熟語です。
【千秋】は、千年のことです。
【萬歳】は、万年のことです。
【万】を「マン」と読むのは呉音読み、「バン」と読むのは漢音読みです。
健康。長寿などを祝って言う言葉でもあります。
日本では祝福する意味で唱える言葉【バンザイ!】として使われることが多いです。
【千秋萬歳】は、『韓非子』顕学篇に出ています。
今、巫祝(フシュク)の人を祝するや曰く、
いま、みこやかんなぎが人を祝福するのを聞くと、
若(なんじ)をして【千秋萬歳】ならしむ、と。
そなたをば千年も万年も長生きさせようぞ、などという。
【千秋萬歳】の声耳に聒(かまびす)しくして、
だが、その声のかんだかく耳に残るばかりで、
而(しか)も一日の壽(ジュ)も、人に懲(チョウ)無し。
現実に一日長く生きることさえ人の身にききめはない。
此れ人の巫祝を簡(おろそ)かにする所以(ゆえん)なり。
だから人々はみこなど信用しなくなるのである。
日本では、中世(12世紀~16世紀)に存在した民俗芸能、大道芸そのものまた、それを行う者としての
【千秋万歳】という四字熟語というか言葉となっています。
読みも【せんじゅまんざい】、【せんしゅうまんざい】などです。
もともとは、本来の【千秋万歳】から転じて、長寿を祝う意味を語源とした、予祝(ヨシュク)芸能(あらかじめ祝福することでその実現を願う芸能)の一つでした。
今日 12月23日は『天皇誕生日』です。
昭和8(1933)年のこの日、皇太子継宮明仁親王(今上天皇)が誕生されました。
昭和23(1948)年までは、天長節(テンチョウセツ)と呼ばれていました。
【今日の四字熟語】も丁度400回となりました。
純米酒でお一人様の乾杯!