今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.3981【止水に鑑みる。】『荘子』
【止水(シスイ)に鑑(かんが)みる。】と読みまして、
流動している水に映しても姿は映らないが、静止している水に照らしてみれば、その容貌がよくわかる。
心が静虚であれば、自然にまことの姿がわかることを言います。
出典は『荘子』德充篇です。
人莫鑑於流水、
人は流水に鑑(かんが)みること莫(な)くして、
流れる水は人の姿を映すことが出来ない、
而鑑於止水。
止水に鑑(かんが)みる。
静止した水面を鏡にする。
唯止能止衆止。
唯(た)だ、止(シ)にして能(よ)く衆止(シュウシ)を止(とど)む。
静止しているからこそ、他の多くの静止したものを止められるのだ。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒