見ること、聞くこと、言うこと、行動することが、礼に適っているようにしなさい。という『論語』顔淵篇のことばです。
顔淵が孔子に「仁」を聞きました。
孔子が言いました。【克己復礼】である。 注:【克己復礼】は『今日の四字熟語No.188』を見て下さい。
仁を為すは己に由(よ)りて、人に由らんやと。
仁に適(かな)った生き方をするのは自分であって、他人ではない。
顔淵曰く、其の目(もく)を請(こ)ひ問ふ。
顔淵が更に進んで「これを実行するための、細目を教えて下さい」と言いました。
子曰く、礼に非(あら)ざれば視(み)ること勿(なか)れ、
礼に外れたことをじっと視ていてはならぬ。
礼に非ざれば聴くこと勿れ、
礼に外れたことに耳を傾けてはならぬ。
礼に非ざれば言うこと勿れ、
礼に外れたことを言ってはならぬ。
礼に非ざれば動くこと勿れ。
礼に外れたことをしてはならぬ。
顔淵曰く、回不敏(フビン)なりと雖(いえど)も、請ふ斯(こ)の語を事(こと)とせん。
顔淵は言いました、「私は愚かでふつつか者ではありますが、何とかして、このお言葉を、
私の一生の仕事にしたいと存じます」と。
孔子塾は、今で言いますと、『松下政経塾』のようであったと思われます。
今日、12月16日は衆議院総選挙の投票日です。
当選した人達は、国民の安心・安全・安定を実現するために、国会へ送り込まれたのですから、
【視聴言動】の行動規範でお仕事をして下さい。
一度みんなで『論語』を読むと良いんだけどなぁ~。
と言いますのは、孔子はそもそも国を治めるのに必要な人を育てるために塾を開いたのですから。
ホントです。