【學(ガク)を爲(な)すには、人の之れを強(し)うるを俟(ま)たず。】と読みまして、
学問というのは、他人から無理強いされてするものではない、という意味です。
出典は『言志耋録』37条です。
爲學、不俟人強之。
学を為すには、人の之れを強(し)うるを俟(ま)たず。
学問というのは、他人から無理強いされてするものではない
必也心有所感興而爲之、
必ずや心に感興(カンキョウ)する所有って之を為(な)し、
必ず自分の心に感じ奮起する所があって之をなし、
躬有所持循而執之、
躬(み)に持循(ジジュン)する所有って之れを執(と)り、
この心を素直に持ち続けて、学問をつとめ行い、
心有所和楽而成之。
心に和楽する所有って之を成す。
楽しむに至って、学業が成就するのである。