常に己を顧みて、自己の能力を知っている者は、事に当たっても決して人を怨むことがない。
『荀子』栄辱篇の一文です。
自知者不怨人、
自ら知る者は人を怨まず、
自己の能力を知っている者は、事に当たっても決して人を怨むことがない、
知命者不怨天
命を知る者は天を怨まず。
世の中のめぐりをよく知ってこれを確信している者は、
決して本来頼るべきでない天を怨みはしない。
怨人者窮、
人を怨む者は窮し、
己の反省、努力を忘れて他人を怨む者は困窮し
怨天者無志
天を怨む者は志無し。
本来すこしも作為のない天を怨む者は、まったく無知であるというべきである。