今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.3867【仁に里(お)るを美(よ)しと爲す】『論語』
【仁に里(お)るを美(よ)しと爲(な)す】と訓読されまして、『論語』里仁篇の冒頭の言葉です。
古来、いろんな解釈がなされている章と言われています。
私がすんなりと理解できた譯を示します。
子曰、里仁爲美。
子日く、仁に里るを美と為す。
孔子が言いました、人への思いやりをベースにするのは、美しく立派なことである。
擇不處仁、焉得知。
択びて仁に処らずんば、焉んぞ知なるを得ん。
何かをするときに、まず人への思いやりをベースにして対処しなっかたら、
どうして智恵ある者と云えようか。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒