孔子はかって学問と思索の両立を強調してました。
学びて思わざれば則ち罔(くら)く、思うて学ばざれば則ち殆(あやう)し。
No.2744【思うて学ばざれば則ち殆(あやう)し】『論語』為政篇。http://fukushima-net.com/sites/meigen/3199
でも論語は學に始まって學に終わると言われているように、孔子の最も力を入れたことは、まず学ぶということだと思います。
子曰、
子日く、
孔子が言いました、
吾嘗終日不食、
吾嘗(かっ)て終日食わず、
私はかって、一日中食事も取らず、
終夜不寝、
終夜、寝(い)ねず、
一晩中、眠りもしないで、
以思。
以(もっ)て思(おも)う。
思索に耽ったことがある。
無益、
益(えき)無(な)し。
結果、何も得るところがなかった。
不如學也。
学ぶに如かざるなり。
(自分の心に求めて考えることも大切であろうが)やはり先人の残した古典に学ぶには
及ばないようだ。