【蟄虫戸を啓く】は、七十二候の第7候で、冬ごもりをしていた虫が、姿を現しだすころです。
3月5日~9日をいいます。
今日から3月20日までの16日間が啓蟄(ケイチツ)です。立春、雨水と続きまして、二十四節気の第3番にあたります。啓蟄の次が春分となります。
参考までに 『二十四節気』は、その始まる日を「節(節入り)」と呼び、節と次の節までの期間を「気」と呼びます。 ですから、今日の啓蟄について言いますと、
3月5日 啓蟄の節(節入り)
3月5日~3月19日 啓蟄の気
ということになります。
二十四節気の名称は区切りの「節」と、その期間の「気」の両方を表す言葉です。
両方あわせて「節気」ということになります。
【啓】は、開く、【蟄】は、かくれる。虫などが土中にかくれる の意です。
それで【啓蟄】は、冬籠りの虫が這い出てくるとき、となります。
啓蟄の16日間を5日づつに分けまして、現行の七十二候では
蟄虫(チッチュウ)戸(コ)を啓(ひら)く 3月5日~3月9日
桃 始めて笑う 3月10日~3月14日
菜虫(なむし)蝶(チョウ)と化(カ)す 3月15日~3月20日
となります。